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こんにちは! かわべまゆみです。1999年に東京から島根県に夫のUターンにお付きIターンして参りました。
そこで待っていたのは、笑いが止まらないほどハッピーでエキサイティングな田舎暮らしの日々でした。

かわべまゆみ過去日記

チーム&愛&なかま♪

午前中はNHKの方、午後は、依頼されている講演の件で、大田市の方がいらっしゃった。また、5月3日の特産市の打ち合わせ、さらには何本もの電話が入り、ばたばたとした一日であった。

ところで、4月20日に、桜江を訪れた怪しい布団販売者たちのことだが、ご近所のご婦人に面白い話を聞いた。

当日、ご婦人が、車で家に戻ると玄関先に、いかにも怪しそうな男が立っていたらしい。自警ネット・チームさくらえのメンバーであるご婦人は、携帯電話のメーリングリストで、状況を把握していたので「ああ、この人たちのことか…」とすぐにわかったらしい。
車から降りずに様子を見ていると、男が近づいてきて、「布団を売っているんだけれど、さっき別の家に行ったら、赤いジャンパーを着た女が、『名刺を出せ』とか『会社名を名乗れ』とか、まるで悪者の様なひどい言い方をされて、いやあ腹がたちましたよ…」と言ったとの事。
そこで、ご婦人は車に乗せてあった、自警ネットのユニフォームを広げ「その赤いジャンパーって、これのことですか?」と、男たちに突き付けたのだ!
…ひるむ男たち。
「その赤いジャンパーはみんな着てるんですか?・・」
「そうですよ。あなたたちが悪い人かどうかは分かりませんが、この町は悪徳商法で、被害を受ける老人が多いので、みんなで守ろうとチームを組んでこのユニフォームをたくさんの人が着ているんです。あなたたちのことも、携帯のメーリングリストで、町中に情報が回っています。この町では、もう仕事できませんよ!」と言ったとの事。
その後、この男たちは桜江から立ち去っていったのであった…。

毅然としたご婦人の態度は素晴らしい!
そして本当にこの事業が実現できてよかった!
実は、この企画を提案した時に数々の障害があった。

■なぜ、「赤」なのか?通常パトロールのユニフォームは「黄色か緑」ではないか。
■なぜ、英語なのか。日本語にしなさい。大きく「パトロール中」と書きなさい。
■時間帯を決めてパトロール活動を行いなさい。などなど。

しかし、犯罪はいつどこで発生するか、わからない。限られた人たちが、特定の時間に活動をするよりも、町全体で、より多くの人たちが、いつでも目を光らせている方がいいのではないだろうかと思い、このようなプランを提案させていただいた。

通常の概念から逸脱したプランであったが、島根県初め島根県警、江津警察署、各自治会、民生委員、地域安全推進委員、少年補導委員、交通安全推進委員の皆様方のご理解とご協力を頂き、こうやって実現させて頂いた事を心から感謝している。

チームさくらえになって、少しずつ「一緒にみんなで大好きなこの地域を守っている」、そんな連帯感が生まれて来た様に思う。

ただ、桜江から被害が少しずつ減っていったとしても、気になるのは、周辺の町。
どうか、この「自警ネット・チーム○○」の輪が広がって、日本中にこんなチームがたくさんできればいいのに。

地域を守り、地域を創り、地域を活性化させるためには、みんなの連帯が、協働が、まさに「結まーる」の精神が欠かせない。心が都市化していけば、過疎の地が滅ぶスピードが加速する。

「チーム」「愛」「なかま」ってこれからの時代の貴重なキーワードだと思う。
「チームジャパン」や「チーム青森」の大活躍もやはり『チーム愛』があったからじゃないかと思う。

ダサいとか、いかれてるとか思われても、私たちは「チーム」「愛」「なかま」という言葉を大切にしていきたい。だって、本当にみんなを愛しているんだもん♪

日時: 2006年04月26日 18:12