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こんにちは! かわべまゆみです。1999年に東京から島根県に夫のUターンにお付きIターンして参りました。
そこで待っていたのは、笑いが止まらないほどハッピーでエキサイティングな田舎暮らしの日々でした。

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●浜田~鹿児島~広島~瀬戸内海~左鐙(さぶみ)へ

11月27日:浜田市高齢者クラブ連合会の方を対象に「地域における高齢者の活動」というテーマで講演。高齢者の方の集まりでの講演は初めてだが、これで小学校の児童から高齢者の方まで、もれなく年代を網羅することができた。いくらなんでも小学生以下の幼稚園や保育所からの講演依頼はないだろう。。。。


28日:朝早くから、高速バス、新幹線等を乗り継いで、鹿児島県の薩摩川内市経由で大口市へ。今回は、薩摩川内市の依頼で、薩摩川内市と大口市で特産品を開発している皆さんの交流勉強会に参加した。大口市の熱血公務員きんちゃんの「焼酎豚」開発の講演の後、私は昨年度の薩摩川内市でのアドバイザー活動に関しての講演、その後、それぞれの開発商品に対するアドバイス。皆さん熱心にいろんな質問をして下さる。相手が一生懸命だと、さらに一生懸命になるのが私の特徴で短かったけれど、有意義な充実した時間が過ごせた。
年明けには、特産品や名物料理の開発のために、薩摩川内市の甑島(こしきじま)に行く予定。甑島は、ピカピカの地域資源の宝庫で、今からとっても楽しみだ。私の頭の中は、アイデアやプランがザクザクしている!さらに、その時は、大口市の皆さんが、逆に薩摩川内市へ研修に行くということだが、市町村を超えての交流は、互いに良い刺激になると思う。
国交省の地域振興アドバイザーは、今年で5年目だが、大口市は1年目、薩摩川内市は、4年目に派遣されたのだが、派遣期間が過ぎても、こうやって長いお付き合いができていること、それをきっかけに、それぞれの地域が交流を始めたことなど、本当にうれしい、ありがたいことだ。


夜は、大口市で定住に関する住民の皆さんの会合がありそちらに参加し、桜江でのUIターンの取り組みの事例などをお話した。その後、いつものように、大口の皆さんとの懇親会。もう何度もあったことのある馴染みの皆さん。不思議な、そして有難いご縁である。


29日:数日前から、風邪気味であったため、今回の4泊5日の旅は、一人きりだし途中でダウンしたらどうしようと、実は心配だったのだが、朝目が覚めるとどうも調子が悪い。しかし、午後には広島でパネルディスカッションに参加しなければならない。
大口のグリーンホテルまで、きんちゃんが迎えに来てくれ、新水俣駅まで送ってくれた。途中、薬屋さんで、風邪薬や喉の痛み止めやマスクなどを購入。新幹線を乗り継ぎ、なんとか会場の、ホテルサンルート広島へ。
会の名称は、「第20回地域経済研究集会~地域の再構築~」で、主催は広島大学地域経済システム研究センター。
まずは、東京大学先端科学技術研究センター教授の大西隆先生の「国土形成計画と広域地方計画」という講演を拝聴する。
その後、「地域の再構築」というテーマでのパネルディスカッション。
パネラーは、大西隆先生と岡山大学の中村良平先生、そしてよく存じ上げている、島根大学の作野広和先生だ。そして、コーディネーターは、広島大学地域経済システム研究センター長の伊藤敏安先生と、大学の先生ばかり。おまけに、会場にいらっしゃるのは、中四国のシンクタンクの方々がほとんどで、私ひとり、確実に浮いている。
たぶん、この会場の中で、いちばん学歴もIQも低いと思われる。。。。
しかし、そんなことで、ビビルかわべではない。いつもの調子のハイテンショントークがさく裂したのであった。ま、体調不良なので、少し声のトーンが低かったが。。。
ところで、この会には前に講演で下関や愛媛でお会いした方々が何人もいらっしゃっていた。いろんなところに伺い、また多くの方々が視察にいらっしゃるので、知らないうちにお知り合いがどんどん増えていると、なんだか実に感慨深かった。。。
ということで、会の後は、立食パーティ形式での懇親会。ここで、事務局の女性とちょっとお話をしたのだが、たまたま年齢が一緒で、中々の美人で、感じの良い人である。年齢が一緒という親近感もあり、これからもぜひお付き合いをしたいと思った。なにしろ、私は美人に弱い。というか、美人が好きなのである。
さて、体調もすこぶる悪いので、夜は飲みになど行かず、そのまま会場のホテルに宿泊。パーティ会場でもらった焼酎飲んで眠った。


30日:薬のおかげで、なんとか起きることができた。基本的に薬は飲まない主義なので、たまに飲むと驚くほど良く効く。(なぜ、薬を飲まないかと言うと、ふだん酒を飲みすぎるので、これ以上、肝臓に負担をかけたくないからなのである)
さて、チェックアウト後、タクシーで広島バスセンターへ。そこから高速バスで、瀬戸内海の因島。さらにフェリーで、上島町の弓削島に向かう。
上島町は、本年度の国交省の地域振興アドバイザーとしての派遣先であり、今回で2回目の訪問。ここでも地元の皆さんと特産品開発の打ち合わせやアドバイスを行う。地元の方が作って来られた試作品がいい感じである。企業秘密?のため、詳しくは言えないけれど、この素材は実に素晴らしい!!いい感触で開発の方向が見えてきた!!
こうやって、全国各地で、その地域の風土が生み出した素晴らしい宝物に触れながら、それを活かしていく活動に携わることができるなんて、本当にマーケティング・プランナー冥利に尽きる。恵まれた、幸せな人生だとつくづく思う。感謝!感謝!


12月1日:いよいよ12月である。弓削島を後に、因島から広島へ。広島では、夫と合流して、高速で旧日原町に向かう。夫と会うのは、丸3日ぶり。たった3日かもしれないけれど、3年ぶりくらいに感じられる長い長い旅であった。私は、少々のことでは、へこたれないが、もし夫が死んだらと思うと、ちょっとこればかりは、耐えがたい。ちゅうか、自分でどうなるか、まるで見当がつかない。。。尚、明るく、前向きで、発展的で、元気で、ヤルキ満々でいられるだろうか。。。。と、想像し、打ってるだけで、涙が出てくる。。。


さて、夫は生きている。明るく元気に津和野町左鐙(さぶみ)に到着だ。前に私が、矢上高校で講演をした時に、たまたま話を聞いてくださった京村さんという女性がきっかけで、今回は声をかけて頂いた。思った以上にたくさんの住民の皆さんがいらしてくださり、とてもうれしかった。講演の後の質疑応答では、実に難しい質問をされてしまい、前々から思っていたことを熱く語ってしまったのだが、きっと皆さんが期待した内容ではなかったと思う。
私の中では、田舎暮らしをしている自分と、都会暮らしをしていた自分が同居しており、田舎の論理と都市の論理が常に葛藤している。田舎の論理だけで、地域の方に心地よい同調的な話をすることもできたかもしれないが、それでは解決できないことも多い。やはり私は解決の方向を、可能性を探ってしまうサガがある。なんか、久々にカッコ悪い、要領悪い自分だったけれど、家に帰って夫が「要領悪いかもしれんけど、いつでも一生懸命なあんたはえらいよ」と言ってくれたので、よしとしよう。


さて、夜は地元の皆さんとの交流会。「杣(そま)の里・よこみち」で、シシ鍋や手作り豆腐など地元の旬の素材が満載の素晴らしいお料理の数々!何より、これまた多くの方々が懇親会に参加してくださったのが、とてもうれしかった。
特に、この地域が素晴らしいと思うのは、よそからお嫁さんに来られた女性がとても多く、そういう人たちが仲良く地域のために、一生懸命頑張っているということだ。いろんな地域に行くけれど、こんな若いパワーあるステキな女性たちがまとまっているところは珍しいと思う。
これだけステキなお嫁さんがいるということは、そんな女性たちを地域に引っ張ってこれる魅力ある男性が多いということで、そんな魅力ある男性が生まれ育ったということは、この左鐙の風土、地域特性、もっというなら産土力が素晴らしいのではないかと思う。
過疎化、少子高齢化、人口減少が極めて厳しく、小学生もわずか10名、小学校の統合も時間の問題と言われているということだが、「決してあきらめない」と、みな口々に言っていた。若いお母さんたちのパワーと産土力で、きっとこの地域は守られることだと思う。全国的にも素晴らしいモデルとなるような取り組みが始まることと思う。

翌朝、「雲海とミニ豚ちゃん」を見にいらっしゃいませんかと、京村さんが声をかけてくださり、京村さんの牧場に伺った。
unkai_R.jpg
雲海が一望できる素晴らしいロケーション!
こんな山の上の環境で108頭もの牛さんたちが暮らしています♪


また、ミニブタちゃんが可愛い!!!!
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つれて帰りたいほど!ブタちゃん抱っこするのはじめて~~♪
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並んで、おっぱいのんでます。ぶーぶー♪


ということで、まるで「天空の里・京村牧場」さんにずっとお邪魔していたかったけれど、昼過ぎには桜江に戻らなければならず、後ろ髪をひかれながら、左鐙を後にした。


そうそう、コーヒーを頂いたのだけれど、インスタントとは思えない美味しさにびっくり!前日のランチに某所で550円もするブルマンを飲んだのだが、それとは比べ物にならないくらいの美味しさだった。
お水が井戸水だからとのことで、ずうずうしいけれど、その井戸水をペットボトルに入れて頂きちょうだいした。こういう暮らしこそ、本当に贅沢で貴重なものなのだと思う。
hoshikaki_R.jpg
◎おまけ:京村さんちは柿の干し方も可愛い~♪


と、鹿児島~広島~瀬戸内海~左鐙と4泊5日の旅を終えて桜江に到着。
風邪をひいて、体調はいまいちだったけれど、またまた多くの学びを得た旅であった。
何より、今回も各地でステキな女性たちと巡り会えた事がとても良かった。
そしてみなさんから、いろいろな相談を受けたり、アドバイスを求められるのだけれど、私の回答やアドバイスが少しでも、その方々の幸せに結びつくようにしないといけない、と心から思った。そのためには、しっかりと勉強をしなければいけないと思った。
ちゃんと、ちゃんと、もっと、もっと勉強しよう!

と、桜江でゆっくりする間もなく、明日から3日間、東京行き。
今度は、夫も一緒の旅なので心強い。

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ということで、急用あれば携帯に連絡ください。
またまた、行ってきま~す♪
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日時: 2007年12月04日 17:59

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