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こんにちは! かわべまゆみです。1999年に東京から島根県に夫のUターンにお付きIターンして参りました。
そこで待っていたのは、笑いが止まらないほどハッピーでエキサイティングな田舎暮らしの日々でした。

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●甘口カレーVS辛口カレー

昨日、むっしょうに、カレーライスが食べたくなった。2ヶ月に一度くらい訪れる現象であるが、これまでに無い特徴として、「甘口」のカレーというか、フツーの食堂のなんでもないカレーというか、昔ながらの懐かしいカレー的な、まったくパンチの効いていない、じゃがいもやらニンジンがごろごろした様な、タルッとした頼りない平凡な黄色い「カレーライス」が食べたくなったのだ。


思い立ったら、速攻行動しないと気がすまない私は材料を買いに夫とスーパーへ。
もちろん田舎なので、ルーの選択肢は限られているが、甘口のルーを探す。約半世紀に及ぶ人生において、「甘口」のカレールーを買ったことも、「甘口」のカレーライスを作ったことも未だかつて一度も無い。
そこで、ちゅうちょ無く「ハウスバーモントカレー甘口」を手にした私に、珍しく夫がストップをかける。


「夫のストップ」というのも、我が家では極めて珍しい現象である。
8年前に、突如「東京から島根に行こう!」と言ったときも、昨年、「風の国を辞めて石見のために、あんたのスキルを活かしてくれ!」と頼んだときも、「あんたが、そういうんなら…」と、抵抗も無く賛成してくれた夫である。


どちらも人生に関わることだ。どちらも今後の生活のピンチ~!になりうることだ。おかげで、現在定まった収入の無い我が家は、明日からでも路頭に迷いかねない状況である。常識的には「石見の危機」を嘆く前に、「我が家の破綻」を心配すべきである。


そんな物分りの良い?鷹揚な夫の「スト~ップ!」である。思い起こせば、数年前に夫から「白服購入禁止令」というのが出されたことがある。それは、私が一番尊敬するある方から「君は、白が似合うね」と言われたことがあり、以降基本的には、白い服ばかり購入することになったのだが、「あんたは、よく食べこぼすから白い服は、汚れが落ちないからやめなさい。購入禁止!」とか、言われたのだが、これはまったく無視した。(だから、このサイトの写真も白ですわネ!)


しかし、今回の「甘口ストップ!」には、ちょっと躊躇した。夫が、これほどまでに言うのだから、きっと私が後悔するのではと心配してくれているのかも。いや、自分が「甘口」を絶対に食べたくないのかも…。


頑固な様でいて、実はまったくガンコではなく、メッチャ素直な私が考えた結果、いつも通りの「辛口」と、お初の「甘口」の二つのカレーを作ることとした。


そこでジャーン!
amakuti.jpg
ほぼレシピ通りに作った「ハウスバーモントカレー甘口」!お肉はポーク。


もひとつジャーン!!
karakuti.jpg
いつも通りこだわりの「ハウスジャワカレー辛口!」お肉はチキン。


というか、いつもは、SBゴールデンカレーとか、ハウスザ・カリーとかとコラボだけれど、今回はジャワのみ。
しかし、ニンニク、生姜で下味を付け、ローリエを入れて具材を煮込み、赤ワイン、ガラムマサラ、ウスターソースに、大分の白だし、大分の椎茸ダシ、上大崎島の醤油、甑島の天然塩と和のテイストも加え、更にはオイスターソースでちょこっとチャイニーズ、仕上げにバターとSBの「カレー屋さんのかくし味・辛さ自在」を加えて、こってりスパイシーに完成!


結果、私の予想をはるかに超える「甘口」は、カレーと言うよりは、もはや辛口左党の私的にはジャンルは「スイーツ」部門である。そりゃね、お子ちゃまも食べるくらいだもの。。。リンゴとハチミツがとろ~りだもの。ところで、食べたことは無いが、「星の王子様」じゃない、「カレーの王子様」って、これより甘口なのだろうか…。
しかし、この甘口にウスターソースをかけると、あ~ら不思議!
私が食べたかった懐かしい味に近づいたのである。
 

こだわりのジャワカレーは、当たり前だが、間違いなく普通においしい。赤ワインをけっこう入れたので、赤ワイン飲みながら夫はこちらしか食べないが、私は、
1)甘口=スイーツ
2)甘口+ウスターソース=本日食べたかった懐かしいカレー
3)辛口=間違いなく普通に美味しいカレー
更には、お皿の上で、
4)甘口と辛口をミックスすると、これまた実に奥深い素晴らしい味わいである。
と、4つのバラエティ豊かなカレーを楽しむことができたのであった。


で、結論!
「バーモントカレー甘口」と「ジャワカレー辛口」という、いわばカレールー業界の対極ともいうべき、二つの味を一緒に食べることができるという場面は中々無い。こんなことは、きっともう二度とないであろう。。。(これをお読みの方も、こんな経験はきっと無いことでしょう…)
それを考えると、なんちゅうか、すごい贅沢やな~と満足の夕食であった。


ちなみに、我が家では「夕食」という習慣が無い。フツーは、「夕食」ではなく「晩酌」もしくは「宴会」なのである。いろんな意味で、極めて珍しい体験であったといえるだろう。
これも、夫の話を素直に聞いたおかげである。
ありがたいことだ。


ふと思ったが、夫は「ハウスバーモントカレー甘口」みたいな人で、私は「ジャワカレー辛口」みたいな感じかも。
だから、仲良しなのかもね♪
どうでもいいすが…。


●おまけ!
カレーで思い出したけれど、「鳥取市」は、日本で一番カレーが食べられているとのこと。
なんと、「カレールー消費の多い都市ランキング第一位!」なのだそうだ。
前に講演で鳥取に行った時に教えてもらったのだけれど、面白いなーと思って、鳥取市内のスーパーをリサーチしたら、ルーもレトルトも調味料系もカレー関連の商品がすっごい充実していた。お肉もチキン、ポーク、ビーフとそれぞれカレー用があって、おまけに部位ごとにもあって、「さっすがやな~!!」と、感心したのである。
しかし、残念ながら、その時に「鳥取カレー」を食べることができなかったので、近々に鳥取まで、カレーを食べに行きたいと思っているのだが、同じ山陰とはいえ、鳥取市は遠い。ここから車で6時間以上かかるのである。。。
その時に出会った鳥取県や八頭町とかの公務員の皆さんはとても楽しい人揃いであった。またお会いしたいものだ。

でも、なぜ鳥取がカレーなのか…???

もひとつ余談♪
私は、それほどカレーが好きな訳でも無いのに、たまに「むしょーにカレー」が、食べたくなる。日本人には多い傾向であるが。
前回、食べたくなった時の記録がこの日記内に残されているので、これを読まれてカレーが食べたくなった方はどうぞ。ますますお腹が空きますよ!
スーパーカレーライス


かくいう私は、今朝もお昼もカレーを食べて、食べ過ぎて、おなかが苦しくて。もうしばらく、カレーはけっこうです。。。という状況である。
くるしー・・・

日時: 2007年05月08日 12:56

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