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こんにちは! かわべまゆみです。1999年に東京から島根県に夫のUターンにお付きIターンして参りました。
そこで待っていたのは、笑いが止まらないほどハッピーでエキサイティングな田舎暮らしの日々でした。

かわべまゆみ過去日記

大分にて

久しぶりの大分。私達が到着した頃には、父の容態は、かなり落ち着いていたけれど、この一年ですっかり、容貌が変わっていた。別人の様におじいさんになっていた。数年前まで、元気いっぱいだったのに。。。いつ、どう容態が悪化するかはわからない状況で、岐阜から駆けつけてきた弟や実家に同居している妹と母、そして夫と病院で看病。一日中、痛がる父の身体をさすったり、話をしたり。。。
父は、不安でさみしがって、片時もひとりになりたがらない。ひとりになると、お迎えに連れていかれると思っているのかもしれない。病院の食事もいやがり母がおかゆを作って毎回持っていく。それもほとんど手をつけない。母は、家の仕事をしながらも、夜は父の病室に泊まり、痛がる父の看病でほとんど眠っていないという。。。こんな日が長く続けば、今度は母が看病疲れで倒れるかもしれない。
お医者様のお話では、精神的な部分が大きいので、その気になれば回復する可能性もあるらしいのだけれど、本人がその気力をもてないとのこと。
父はまだ73歳。石見では、まだまだ現役の年だ。70代、80代の人がざらに元気で働いている。少し幼児帰りをしている様な父を見て、石見はすごいなぁ、と改めて思った。

翌日から仕事が立て続けにあり、このまま長居もできないので、また何かあったらすぐ帰るからと言って、夫と2人で、夜遅くに大分を後にした。もしかしたら、もう生きている父を見るのはもう、これが最後かもしれない、と思いながら、父の手を強くにぎった。

日時: 2005年07月27日 18:31