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こんにちは! かわべまゆみです。1999年に東京から島根県に夫のUターンにお付きIターンして参りました。
そこで待っていたのは、笑いが止まらないほどハッピーでエキサイティングな田舎暮らしの日々でした。

ブログ

●祈り

あまりにも、重くつらく悲しい事が起こり、この一週間は、ブログを更新することもできずに、ただただ泣いていた。
私なんかが、泣いても何の役にもたたぬのに、と思うとまた泣ける。


そんな自分でも、今できることは何か。


精一杯の募金。
できる限りの節電。
買い占めないこと。
そして・・ただ祈ること。


まだ救援を待っている人がおられるのならば、どうか無事に救出されますよう。
その方の寒さ、ひもじさ、乾き、痛み、苦しみ、嘆き、恐怖が、少しでも軽減されますよう。
体力がもちますよう。生きる気力が奪われませんよう。
一刻も、一秒も早く、救出されますよう。
自衛隊や警察や消防の方々が、超能力者の様に、建物に閉じ込められている人の場所にひきつけられるように進み、奇跡的にも偶然にも、100%確実にたどり着き、速やかに助け出せますよう。


一人も残らず、無事に救出できますよう。


避難所は、あまりにも広範囲で、規模も様々で、数千もあるけれど、どうかすべての避難所に、そこにおられる方々が、必要とするものを、優先順位の高いものから、確実に十分に届きますよう。
食品や飲料はもちろんのこと、赤ちゃんの粉ミルクも、おしりふきも、紙おむつも、トイレットペーパーも、ティシュペーパーも、生理用品や下着、ハブラシ、歯磨き粉、ひげそり、爪切り、ローソク、懐中電灯、ながぐつ、ガムテープ、ばんそうこう、便秘薬、体温計、乾電池などなどが届き、不自由な事、困っている事がひとつひとつ解消されますよう。
そして、万に一つも、風評被害などによって、故意に物資が届かない地域など、ひとつもありませんよう。


ただ一か所の避難所も、忘れられることがなく、漏れ落ちることもありませんよう。


避難されている方々が、温かい食事を一日三食取ることができますよう。
炊きたての白いご飯に、具だくさんの味噌汁。野菜や肉や魚もとることができ、必要な栄養と元気を補給できますよう。
うどんやそばなどの温かい汁ものが、皆さんの心まで温めてくれますよう。
子供たちには、カレーやハンバーグなど食べたいものが、食べたいだけ食べられる日々が帰ってきますよう。けれども、この経験が決して、つらいだけのものとなることなく、その後の人生において、大きな大きな心の栄養ともなってもらえますよう。


夜は、冷たい床の上ではなく、温かいお布団にくるまれて、安心して、ぐっすりと、ゆっくりと、休むことができますよう。
避難所がホコリっぽくありませんよう。寒くありませんよう。換気が悪くありませんよう。
風邪などひかれる人がいらっしゃいませんよう。


水洗のトイレに馴れている人には、簡易式のトイレは、衛生面や匂いがとてもつらいことでしょう。高齢の方は、トイレの高さがこたえることでしょう。
それで、トイレに行かぬ様にと、食事や飲料を控え、脱水症状を起こしたり、体調を壊したりすることがありませんよう。
一日も早く、清潔で快適で、行きやすいトイレを利用できるようになりますよう。


避難所では、赤ちゃんが夜泣きすることで、お母さんたちが、周りに気を使い、心を痛めることがありませんよう。
赤ちゃんの夜泣きで、睡眠不足となったり、イライラしたりする人がありませんよう。
赤ちゃんの泣き声は、未来を奏でる天使の子守唄、同じ避難所におられる方々には、そういう風に聞こえますよう。
何より、赤ちゃんのその笑顔が、すべての人々に、夢と希望を与えてくれますよう。


また、お年寄りや体の不自由な方は、生活のこまごまな点につきましても、不自由がありませんように。気持ちよく、どなたかがサポートしてくださいますよう。
けれども、そのことに、気を使いすぎませんように。
迷惑をかけて、申し訳ないと、わが身を責めることなど、夢夢ありませんように。


病気の人は、その方の症状に合った医薬品、医療機関、医師の方に出合い、良き治療を受けることができますよう。
今回の災害で、怪我をしたり、体調が悪くなった方も、どうか、その方の症状に合った医薬品、医療機関、医師の方に出合い、良き治療を受けることができ、元の健康な身体に一日も早く戻られますよう。


あわてて素足で飛びだした人が、いませんよう。
もしおられたら、すぐに履物が見つかりますよう。足の裏など、ガラスで怪我などされていませんよう。


皆様の、心がふさぎませんよう。
悪い方、悪い方へと、考えられませんよう。
それぞれの皆さんの健康状態や、心の状態にあった形で、身体を動かしたり、作業をしたり、誰かのために働いたりできますよう。
たとえば、お料理を作ったり、配膳したり、たとえば、片付けをしたり、得意分野のある人は、その技や経験を生かして、そこでの生活にあると便利な簡易な家具やストーブなどを作ったり、故障したものを修繕したり、小さな子供の面倒を見たり、お年寄りの話し相手になったりと・・・。


そして、触れ合って、助け合って、痛み分かち合い、少しずつ笑顔が戻ってきますよう。


すべての人が、お風呂に入ることができますよう。
身体や髪の毛を気持ちよく洗う事が出来ますよう。
清潔な新品の下着を身につけることができますよう。
衣服も洗濯できますよう。着替えることができますよう。
温かく軽く動きやすく、できればお好きな色やデザインのものを身にまとう事が出来ますよう。
電気がつきますよう。明りが灯されますよう。
携帯がつながりますよう。
プライバシーが守られますよう。
些細なことで、誤解やトラブルなどありませんよう。
離れ離れのご家族に必ず会えますよう。
そのご家族と、一緒にお家で暮らせますよう。
そして、子供たちが、安心して元気に学校に行くことができますよう。


わずか数日前までは、当たり前だったそんな暮らしに一日も早く、戻られることができますよう。


福島第一原子力発電所では、放射能汚染が広がることなど決してありませんように。
一日も、一刻も、一秒も早く、事態が安心で安全な方向へと向かいますよう。
自衛隊や消防の方々が、何度もされておられる放水活動がうまくいき、使用済の核燃料等がしっかりと冷却されますよう。
もし雨が効果的ならば、福島第一原子力発電所の適した場所に、適した時間、適した水量だけ、雨が降りますよう。
その雨が、広範囲になりすぎて、避難している人や、救出を待つ人の身体をぬらし冷やしませんよう。救出作業をされておられる方々の活動の妨げになりませんよう。


原子力発電所内で、故障しているところあれば、故障が直り、通電されるべき個所があれば、無事に通電がなされ、危険な状況を回避できますよう。
そして、今もなお、発電所内で、人々を救おうと命がけで、活動をされておられる自衛隊や消防や警察や東京電力や関係各所の皆さまが、ひとりも被曝することなく、身体も精神もお元気で戻ってこられますように。
そして、福島第一原子力発電所から、危険な要素が、完全に0.0001ミクロンも無くなり、安心で安全な地域に戻りますように。


そうして、原子力発電所から20キロ圏内のため、家が無事でありながらも泣く泣く、他の自治体に避難された方々が、一日も早く戻ってこられますよう。
30キロ圏内で、屋内退避を余儀なくされておられる方々も、一日も早く、職場に復帰され、大手を振って、深呼吸をしながら町を闊歩されることができますよう。


また、自衛隊や消防や警察や各県や市町村の職員の方々、地域の皆さま、ボランティアの方々、すべての救援や被災者の方々のお世話にあたっておられる方々が、疲労困憊されることなく、体力も気力も充実され、苦しみたる人々に夢と希望を与え、心の灯となって頂けますよう。


政府の方々は、危急存亡のおり、困難な選択を迫られることも多い事と思いますが、どうかその判断されるひとつひとつが、人々の幸せにつながるものとなりますよう。


そして、いまだに安否不明の方々は、その安否が早くわかりますよう。
「安」ならばよいのですが、「否」の時は、それを知った人のお心が、どうか大きく傷つきませんよう。悲しみが、あまりにも深くありませんよう。


家をなくし、家族を亡くし、職場をなくし、命以外のすべてを亡くした方々が、絶望されませんように。生きる気力を、失われませんよう。
そして、これ以上、この災害で苦しむ人が一人も出ませんよう。
いま、 苦しんでいる人の苦しみや不安や恐れや嘆きが、これ以上大きくなりませんよう。長きに渡りませんように。
一日も、一刻も、一秒も早く、救われ幸せになれますように。
この祈りの言葉足らざるところも含めて、今生きているすべての人が、幸せでありますよう。


世界中の人々の、愛と知恵と祈りが集結し、すべての人が、一日も早く、幸せになっていただけますよう。


心から、そう祈ります。

日時: 2011年03月20日 15:39

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