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14日早朝より、広島から新幹線で東京へ。
今回の東京行きは、(財)都市農山漁村交流活性化機構の「滞在型グリーン・ツーリズム振興等調査研究事業検討委員会」に出席のため。
組織名も委員会名も、実に硬いけれど、私が参加している委員会では、一番面白いし勉強になる。楽しみにしており、絶対に欠席したくない委員会のひとつでもある。
事務局のハタケヤマクンも面白い。(クンなんて、本当は失礼なんだけれど、ついついそう呼びたくなるキャラなのである)
今回の委員会も、本当に良かった。委員長の青木先生をはじめ、委員の人たちが、熱くて、ユニークで、したたかで、やり手で、各方面のカリスマ?揃いで、面白い!
ま、簡単に言えば、「変人揃い(失礼!)」ちゅうことやね。
また「のんべえ」というのも共通項で、いつも委員会の後は、飲み屋直行である。
今回は、青木先生お気に入りの、アイリッシュパブでギネスビール。フィッシュ&チップス等。私もすっかり気分はイギリス人なのである。
その後、渋谷へ向かい、晶子ちゃん&夫と、こじゃれた居酒屋へ。ヘルシーな焼き野菜メニューが多く、ソラマメやタケノコ、ホワイトアスパラなどを注文。
それにしても、小さな皿に焼きタケノコが4~5切れで、700円台。これが、「高いな~」と思うように、なったのは、すっかり田舎人間になれた証拠かも、となんだか感慨深い。
と同時に、現在企画中の「田舎料理・体験グルメパック」の、ニーズの高さも期待できるのであった。
さらに、その後場所を変えて、深夜遅くまで渋谷の夜は盛り上がったのであった。
15日、のんびりはできない。やや二日酔いのまま、品川から新幹線に飛び乗り、広島へ。
午後から、NHKの中国地方番組審議委員会へ。この委員会も、いろいろな方々の意見を伺えて、大変勉強になるが、私のようなチョイワルは、微妙に浮いているかもしれない。
委員会終了後、正直もう家に帰りたいところだが、「毎月15日までに、出雲大社に月参り」すると決めているので、広島から出雲に向かう。
途中、高速で大雪が降り始め、体力的にもきつく、めげそうになったが、夫とタウリン3000mgのドリンクを飲み、出雲へ。(竹とんぼおじさんから、「ドリンクはタウリンが3000無いと飲む意味が無い」と言われたことがあり、タウリンが何者かはわからないまま、いつもその数値をチェックするようになったのである)
さすが、タウリン3000mg。元気になった夫婦は、出雲大社に到着。しかし、夜なので、中には入れない。鳥居の前で、この一月のお礼とご報告、そして人々の幸せを願うのであった。
帰りには、大田のジャスコで買い物をし、家に到着したのは深夜遅く。
ポンもグランパも元気でよかった!
風呂に入り、晩酌をして、明日は早いからと、午前2時頃就寝。
16日、6時に起床して、山口県下関市へ向かう。
財団法人下関21世紀協会主催の「中国・四国地域シンクタンクフォーラム」での講演とパネルディスカッション出演のためである。
講演には、数ヶ月前に、視察で桜江に来られた下関の皆さんや、阿武町の安東さんたち、懐かしい皆さんもいらしてくださった。
四万十ドラマの畦地履正さんや、学生耕作隊の斎藤祐子さんなど、素晴らしい活動を知ることができて大いに良かった。
特に、四万十ドラマさんが作っておられる、新聞紙を再利用して作ったニュースペーパーバッグは、とっても感動した。
何十万円も、何百万円もするブランドのバッグを持つよりも、こっちの方が全然カッコいい。そんな時代だと思う。あ~私も欲しいなぁ。。。
夜は、下関といえばやはり
ふぐ!!
交流会は、ふぐ刺し、ふぐ天、ふぐ鍋とふぐ尽くしの大満足であった。
気分は、伊藤博文である。ははは!
さすが、長州、土佐の人がいたこともあり、明治維新の話で盛り上がる。
また、シンポジウムでコーディネーターをされた、中山淑子さんが、素晴らしい「ふぐ通」の方で、美味しい食べ方を教えてくださり、本当に良かった!!
とても気さくな楽しい方で、これからも中国地方の地域起こし仲間として、お付き合いをさせて頂きたいと思う。食も人も、良い出会い満載の下関であった。
17日、エクスカーションということで、午前中は下関と長府の素晴らしい地域資源
を回らせてもらった。
本当は、年度末、一秒でも早く桜江に戻りデスクワークをしたいところであるが、明治維新リサーチ中の私としては、こういう機会は逃せない。
実際、めちゃめちゃ勉強になった!
下関には、旧下関英国領事館や旧秋田商会ビルなどの歴史のある素晴らしい洋館が多く、何より、関門海峡ひとつとってみても、源平合戦の壇ノ浦、武蔵と小次郎の巌流島など、まあ、次から次へと話題にはことかかない。
ガイドブックにも、日本の歴史が動くとき、舞台はいつもこの海峡でしたという、コピーがあるが、改めてそうだなぁと思った。
あと、個人的には、関門トンネルに人道があり、「本州と九州の海底を歩いて15分で渡れる。しかも無料!」とは知らなんだぁ。
下関の皆さんの中に、「道州制になったら、中国地方ではなく、九州に入ろうかなぁ」、と思われる人がいるのも無理はない。。。
あと、日清講和条約が締結された会場であり、伊藤博文の鶴の一声で、それまで禁止されていたふぐ料理が解禁されたという「春帆楼」を見ることができて良かった!建物の雰囲気もなんか好きだし、伊藤博文にも関心の高い私としては、とても感激した。
城下町「長府」も、笑山寺、功山寺、毛利館、横枕小路、乃木神社、忌宮神社などを案内していただいた。
特に、高杉晋作が挙兵したという功山寺では、ちょうど地元の若い人たちが、その挙兵のシーンをミニミュージカルで上演していた。
正直、泣けた。。。
時を経たとはいえ、実際の現場で見ると、当時の志士たちの思いが伝わってくる気がした。しかし、彼らの国を思う気持ちや、情熱は時代を経ても、今の若者たちに受け継がれていると思う。
日本、まだまだ捨てたもんぢゃあないぜ!!
ところで、日本人に人気の維新の偉人は、圧倒的に「坂本龍馬」だけれど、長州じゃ圧倒的に「高杉晋作」なんだなぁ、当たり前だけれど。
あと「忌宮神社」に参拝できたこともよかった。
仲哀天皇、神功皇后が西国平定の際に、7年間滞在したとの事。
実は、大の神功皇后ファンでもある私にとっては、良い勉強になったのだ。
なぜか、野生の鶏が境内に。美しい鶏たちだった。
帰りは、前から一度行きたかった、「松下村塾」を見るために萩に寄った。
実は、今回下関の皆さんからお声がかかったのも、私が吉田松陰を読んだ後に、「そうだ、松下村塾に行こう!」と思った翌朝に、視察依頼のお電話を頂いたのがそもそものきっかけだったのだ。
その時、「これも何かのご縁だろう…」と、思ったのだが、その後視察に見えた方のお一人から、講演の依頼を頂いた。
そして、皆さんと交流するうちに、この機会に「松下村塾」に行かないと、と急におもったのだ。きっと
「早く、萩にいきなさい」と、目に見えない何かに動かされている気がして、素直に行くこととした。
萩では、「松陰神社」に参拝し、「松下村塾」や松陰の家、歴史館などを見学した。
かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂
身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂
改めて、この句が胸に染みたのだが、予想以上に人が多いことにも驚いた。
しかも、若い人たちが!
「長州ファイブ」の影響かもしれないが、先ほどのミュージカルの若者たちもそうだったが、なんか私は、今の若い人たちって、とってもピュアだと思う。150年前の若者たちもそうだったんじゃないだろうか。
そして、だからこそ、
日本、絶対、まだまだ捨てたもんぢゃあないぜぇ!!
と思った。
これから、時代は大きく動いていくことだろう。
日時: 2007年03月18日 16:47
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