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こんにちは! かわべまゆみです。1999年に東京から島根県に夫のUターンにお付きIターンして参りました。
そこで待っていたのは、笑いが止まらないほどハッピーでエキサイティングな田舎暮らしの日々でした。

読書感想文

■竜馬がゆく

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■著:司馬遼太郎さん■


昨年、思うところがあり一挙に文庫本8巻を読み上げました。
当時の日記のところどころに感想が記録されているので、その部分をご紹介します。

2006-05-18
…このところ思うところがあって、今日から「竜馬がゆく」を詠み始めたのだけれど「司馬遼太郎」はいいなあ。今、はまってる大河ドラマ「功名が辻」も司馬遼太郎だけど視点が好き。…
2006-06-14
…午後には、おとといアマゾンで注文した「ダ・ヴィンチ・コード(ヴィジュアル愛蔵版) 」が届いた!「竜馬がゆく」は、まだ8巻中の4巻目だが、一旦、明治維新研究は中断し、急きょ、時代も国も大きく飛ぶ事とした。…
2006-06-17
…ダ・ヴィンチ・コード読書完了…。感想はノーコメント。ただ、もし読まれる方がいらっしゃるのなら、「愛蔵版」をお勧めしたい。「ダ・ヴィンチ・コードの謎を解く世界的ベストセラーの知的冒険ガイド」も一緒に買ったんで、ちらっとそれを読んだ後は「竜馬がゆく」に戻ろう。…
2006-06-20
…「竜馬がゆく」の4巻に戻る。本当にこの小説の中の竜馬は実に面白い男だ。そして人間としても素晴らしい。と思うと同時に、わが身を振り返り、自分の小ささや、つまらなさや、甘っちょろさが、ドーンと浮き彫りになっていく気がする。だからといって、落ち込む訳ではなく、見習わんといかんと、いい意味で反省できる。維新研究のために読み始めた本ではあるが、人間勉強にもなっている。
ということで、本日の感銘…
竜馬が千葉さな子のプロポーズを断わる時に、「志士ハ溝壑(こうがく)二在ルヲ忘レズ、勇士ハソノ元(くび)ヲ喪ウコトヲワスレズ」と言った。「志あるものは、自分の死骸が溝っぷちに捨てられている情景を常に覚悟せよ、勇士は、自分の首が無くなっている情景を常に忘れるな」という意味とのこと。心に響いた。
孔子の言葉で、幕末の時代には吉田松陰も好んで用いたという。ネットで調べたら、小泉首相の最後の施政方針演説のむすびで、この言葉を引用したらしい。さすがやなぁ!(知らなかった。不勉強。お恥ずかしい…)
たとえ、小物であろうとも、このくらいの心意気で生きていきたいもんだ。と、また元気をもらった。ありがとう!
2006-07-10
…ところで、「竜馬がゆく」8巻を読み終えた。感想は…複雑である。今の混沌としたこの時代、そして私たちの置かれてる環境にとても似ているところが多かった。少なくとも、NPO法人結まーるプラスにとっては、参考事例として必読書のひとつだ。ということで、夫は現在5巻目、続くチャッピーは、今日からベトナム行きなのだが道中で1巻から読み始め。チャッピーの後はマッキー、と五月雨式に読まれる予定である。…
(以上、かわべまゆみの日記より抜粋)

この本を何度も読む「竜馬ファン」の方が大勢いらっしゃるとのことですが、私はきっともう二度と読まないと思います。もちろん、感動的な内容でしたし、竜馬の行き方にも強く感銘を受け、愛すべきチャーミングな人間だと共感もしました。何よりとても勉強になりました。

しかし、私は「竜馬ファン」にはなりませんでした。「ファン」というより、ずうずうしいけれど勝手に「ライバル」という存在にしてしまいました。「少なくとも、志だけは負けない」と、それくらいの心意気と根性で生きていきたいと思ったからです。


◎私のサイトをご覧くださる方で、まだ「竜馬がゆく」を読まれた事のない方がいらっしゃったら、ぜひお読みになることをお奨めします。あなたが、ファンになるか、ライバルになるか、とても興味があります。

日時: 2007年02月13日 19:12

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